【京都マラソン2024】 参加レビュー
今回の記事では筆者が京都マラソンに参加してみてのレビューを綴っていきます。
また、来年以降に京都マラソンに参加を検討している方に有益になる情報も載せているつもりではありますので参考になれば幸いです。
1.京都マラソン概要
都市型マラソンなので歴史があると思いきや、第1回が開催されたのは2012年。
コロナの影響もあり、今大会は11回目の開催でした。
開催されるのは例年2月の第3日曜日になります。
スタートは9時です。
もし京都マラソンへの参加を検討しているのであればこの日は空けておく必要があります。
また、前日までに事前エントリーを行う必要があり、遠方から参加される場合は前乗りが必要です。
参加費用は今大会で18000円と高めに感じますね。
コース自体は登りの方が多く、他の方のレビューを拝見しても「記録を狙うコースではない」という感想が多く見られます(勿論京都マラソンで自己ベストを更新されるランナーも沢山います)。
2.前乗りから出走までの流れ~前日~
ランナー受付は前日・前々日の11時~20時あたりに東山駅(京都駅から電車で約15分)から徒歩10分くらいの「みやこめっせ」で行われます。
こちらは京都マラソンのゴール地点ともなっています。
京都駅からは徒歩も含めて30分もかからないので近いと感じました。
↑会場近くのこちらの大鳥居が壮観です。
ランナーのエントリー受付には参加者に事前に郵送される参加ハガキと身分証明が必要です。
筆者は此の参加ハガキが何故か届かなかったため、運営に問い合わせをして「当日受付に申し出下さい」と対応していただきました。
また、参加ハガキは忘れた場合でも受付時に照合してもらえるので身分証明さえ出来れば問題なさそうです。
受付時にゼッケンや安全ピン、パンフレット一式を受け取ります。
受付後は同会場内の1階と3階内で大会スポンサーのブースやステップスポーツの出張販売、京都の有名料理店の屋台やお茶席があり、ランナーは勿論のこと家族で来てもとても楽しめる会場だと思います。
この会場自体にはランナー以外も入場出来るので買い物目的や付き添いでも問題ありません。
個人的に目に付いたステップスポーツの出張販売では年始の大安売りかってくらいアパレルもシューズも安くてこの為だけに来る価値があると思えるほどです。
(Nikeのヴェイパーフライが23,000円とか)
話は逸れますが、受付会場から徒歩5分程度に「京都市動物園」がありました。
行く予定は全くなかったのですが会場近くに動物園があるなら行っちゃおうということで急遽来園。
園内はとても回りやすく1時間もかからずに動物たちと会うことができる幸せな空間でした。
マラソン前日とはいえ歩き回るほど広くはないので寄ってみるのをオススメします。
※入場料:750円(高校生以上、子ども無料)
3.前乗りから出走までの流れ~当日~
さてマラソン当日になりました。
筆者はいつも4時間30分前には起床しているようにしています。
昨晩は吉野家で大盛の牛丼にコンビニで買ったカルボナーラとロールケーキを、当日の朝はオムそばを蓄え準備万端。
京都マラソンのスタートは西京極駅(京都駅から電車で約15分)の目の前の西京極総合運動公園です。
西京極駅を降りてからはランナーでごった返していて中々進まないので余裕を持った行動をしましょう。
とはいえ7時20分に駅に着くくらいで行きましたがだいぶ余裕がありました。
京都マラソンはスタートとゴールが違うため、荷物はトラックに積んで運搬してもらいます。運搬の締め切りは8時20分くらいです。
アップや着替えが終わり次第、ランナーは決められたブロックに進んでいきます。
ゴール後はボランティアの方々に完走メダルやフィニッシュタオル、ポカリスエットやおにぎりなどを貰い、トラックに積んでいた荷物を回収しそのまま解散です。
安いシャトルバスも出ていますが、最寄り駅までも近いのでアクセスは全体的に見て非常に良いマラソンです。
自分のレースについてはこの後述べていきます。
4.自分のレース内容
筆者の目標はサブスリーで、マラソンの自己ベストは3時間6分34秒です。
12月には20kmで78分台、ハーフで83分台を出し、サブスリーを狙うには丁度くらいの走力でした。
京都マラソンのコースが厳しいというのは分かっていたのでサブスリーを狙うか堅実にPB更新を目指すか悩みはしましたが、当日の状態が良いと感じていたのでサブスリーを狙う試合運びをしようと意気揚々としてました。
シューズは上記2レースでも結果を残したNikeのヴェイパーフライネクスト%3を履き、今までマラソンでは避けていたエナジードリンクを試合開始30分前に初めて投入。
スタートブロックはSブロックで、京都マラソンは申請タイム順なので3時間切るタイムで申請していればSブロックになると思います。
Sブロック内の中央あたりでネットとグロスの差が7秒でしたので、この辺りは非常に良いなと感じました。
Sブロック最後尾でもおそらく10秒~20秒の差なのでギリギリにトイレに行っても安心ですね。
スタートしてからも道は広いので詰まるということはありませんでした。
各ラップと感想
~05km: 20:07
この区間はほぼ平地。
速くは感じないのにタイムが良い。
リラックスしつつも無理に落とさず、このまま流れで。
~10km: 20:40
6kmあたりから登りが増えてくる。
登りのところは4分10秒くらい、他は4分5秒くらいで推移。
前半は脚を使わずに持ち味の「心臓」で走ることを意識。
~15km: 20:36
この区間も登りは4分15秒はかけず、それ以外は4分ちょっと。
何を言っているのか分からないと思いますが、脚ではなく呼吸で登っていていたので登りも辛くありませんでした。
~20km: 21:06
登るところは無理せず貯金もあるので4分20秒かかってもいいくらいの気持ちで。
登り下りの身体の使い方が上手かった区間。
20km手前で左脚の脹脛がつりそうな感覚を覚える。
~25km: 21:50
つりそうでも何とか堪えて折り返しも86分台、むしろペースが上げていけるくらい呼吸も身体も楽でしたが終焉を迎える。
23kmくらいで「これ一回脹脛伸ばした方がプラスになるんじゃないか」と止まることを決断し、ストレッチした瞬間に盛大につる。
係員にも心配されるレベルでしたが、呼吸も落ち着いており「貯金は十分にあるのだから1分くらい止まっても大丈夫」と冷静にもう一度走り始めました。
50秒くらい止まっていたので実際は21分くらいのラップでは走れていました。
~30km: 23:49
一度つってしまって脹脛を伸ばしても結局解決にはなりませんでした。左脚を上手く使えずに、右脚に比重をかけていたところ右脚の脹脛もつりました。
京都市植物園あたりから記憶がなくなります。
この時はまだ残り4分40秒くらいでも自己ベスト更新ペースでしたが、動かないので無理だなと諦めモードに。
~35km: 30:41
ついに歩き始め競歩大会が始まりました。どのマラソン大会でもそうですが歩いているランナーは他にも結構います。
「完走タオル貰えればそれでいいっすよね」「今日暑すぎたんで仕方ないですね」など同じく歩いているランナーと慰め合っていました。
呼吸に余裕はあるので競歩も順調でした。機能しない脹脛を使って走るよりも早歩きの方が速かったです。
~40km: 36:20 11:30
歩きながらエンターテイナーとして「残り2kmでTTやるか」と考えていました。
ラストは下り基調なので2.195kmで7分は切れる自信もあり、気持ちの準備もしていて、ちょっとずつジョグを始めてみましたがキロ5切るペースに上げただけでつりそうになったので素直に諦めました。
ただラスト数百メートルではつりそうになりながらも本気を出して、Germin計測で2分30秒まで上げました。
ゴールの実況をしている方にも「最後なのにあんなに力が残っているランナーがいるんですね、速い速い」と言われたので満足です。
ちなみに昨年のびわ湖マラソンでもラストの195mは29秒でゴールしました()。
フィニッシュタイムはワーストを10分以上更新の3時間26分39秒です。
5.感想(レース)
完走してみた感想ですが、1番には悔しいです。
今までのフルマラソンの中でもダントツに調子が良くて、心の中でも折り返し時にはサブスリーを確信していましたが駄目でした。
原因としてヴェイパーフライのフォアフットでの走り方にフルを走り切る脹脛がないこと、初めてカフェインを投入したこと、湿度が高かったことで脚をつったなどが挙げられます。
20kmやハーフでは使いこなせていたので相性自体は悪くないと思います。
今までトイレが近くなるので避けていたカフェインを投入したことについてもそこまで悪くは思いません。
いつもポイント練習の時は毎回飲んでいますし、30km走の前に飲んだ時でもつりそうになったことはありません。
前半が登り多いところで脹脛を想像以上に酷使していたのだと思います。
対策としてはシンプルに練習で脚を鍛える、カーフガードなどの補助アイテムを使うのが良いと感じました。
まぁカフェインを30分前の投入ではなくもう少し早い段階でも良かったかもしれません。
他にもいくら調子がいいからと言って折り返しまでに思った以上に力を使ってしまっていたと思います。客観的にみれば「馬鹿」かもしれませんが、前半の自分の走りに久しぶりに納得というか好感を覚えたのでこの点の後悔は全くありません。
唯一後悔までとはいきませんが誤った判断だったのかと思うのが脹脛がつりそうになったので止まってストレッチをしようと判断したことです。
つりそうになりながらも3kmくらいは耐えていたのでそのまま耐えていた方が良かったのかなと思ってもいます。
また気候に関しては気温が15℃近くまで上がり、湿度もスタート時に70%ほどあったので給水は全て取り、最初の給水から水を浴びていました。
ここまで湿度が高いレースは初めてだったのでつった原因はここにあるのかもしれません。
6.感想(京都マラソン)
初めて都市型マラソンに参加しましたが、前日受付からお祭り感が凄くて楽しめました。
何よりボランティアの多さに感動を覚え、何万人の方のおかげで何万人ものランナーが走れている、素晴らしいなと感じました。
ボランティアだけでなく運営に関わった全ての人のおかげで成り立っていると考えると18,000円という参加費は妥当なものではないかと考えました。
京都駅からのアクセスも非常に良いので旅行がてら参加することもオススメします。
筆者は植物園あたりからの記憶を失っているので次はファンランで失った記憶を取り戻すのもありだなと思いました。
7.最後に
京都駅から特急で30分ほどで奈良公園に行けます。
疲れた身体を癒すのはマッサージでも温泉でもなく鹿です。
マラソン後に行きましたが、鹿とお辞儀をしているうちに疲れが飛びました(飛んでない)。
是非とも疲れているその足を運んでみてください。
【レビュー】ミズノ ウエーブリベリオンプロ2
今回の記事ではミズノの最新作シューズ(記事投稿日時点)
商品の重さやソールなど商品概要自体は省略しますので公式サイト
https://jpn.mizuno.com/ec/
またレビューには推論や推測も含まれますので一個人の意見としてお楽しみ下さい。
「です」「ます」で言い切っていますが、
※随時記事は是正のため修正します。
1.サイズ感
初代リベリオンプロ同様に通常のシューズサイズ+0.
ミズノのシューズ(デュエルネオ、エンペラージャパン、
リベリオンプロだけはサイズアップしています。
容易に試し履きが出来ないのであれば、
ミズノ公式オンラインやAmazon等ではサイズ変更も無料で出
2.履き心地
初代同様に履き心地は良いです。
踵の抜け感もなく、ソールの締め付けも丁度良い。文句無しです。
3.履いて走ってみた感想
初代モデルと異なり、設置感が少し薄れました。
ミズノの良いところは「設置感」と常々感じますが、
ただソールの厚さが増えたので当然のことではありますね。
初代モデルは「ウエーブデュエルネオをそのまま厚底にしてみた」
今までのミズノの設置感が好みな人は初代モデルの方が良いかもし
現GMOの嶋津さんが2024年のニューイヤー駅伝で2ではなく
シューズ性能が発揮するのはサブスリーペース以上。
4.カーブしにくい問題
初代からソールの構造上、カーブがしにくいというのがあります。
10kmやハーフマラソン、
曲がる際にダッシュしなければ大丈夫です。
5.価格について
税込25,
ミズノ公式オンラインで購入すればクーポンの配信で1000円前
ミズノの株主優待券の対象でもあるので、
6.総じて感想
シューズに対しては値段や性能全てにおいて高評価です。
だからこそもっと早くリリースが出来なかったのかと、
せっかく他社に並ぶことが出来たとしても、
「プーマが伸びてるから履いてみよう」
誰だって数万円を払ってまで未知のシューズに手を出したくはない
今ミズノに必要なのは実績と信頼を獲得することだと考えています
ウエーブデュエルネオSPやデュエルプロ、
辛辣なことを言えばミズノは何を思ってあの価格で上記のシューズ
まずは手に取ってもらい市場評価を上げていくことが先決で、
デュエルプロシリーズも最初から定価が半額であれば「
デュエルネオもエンペラーやクルーズと最初から同じ値段なら…。
それに2024箱根駅伝でも選手が履いているのはリベリオンプロ
トップ選手と同じシューズが履きたいのに履けない。
「
一方でミズノは同じものは履くこと出来ず、
またトラックでも使えるデュエルフラッシュやデュエルプロQTR
(デュエルネオで25mm制限かかってしまったのが不憫で仕方ないですが)
2020年ウエーブデュエルネオ→2021年リベリオンプロ→
以上ミズノが好きだからこその意見です。
まあミズノはマラソンでは遅れを取っていますが、
7.最後に
その他履き心地やサイズ感等詳細に聞きたいことがありましたら当
Twitter(新X)
怪我との向き合い方
今回の記事では実体験を踏まえた怪我との向き合い方を述べていきます。
1.怪我の捉え方
まず怪我をすることについて。
怪我をすること自体はズバリ「OK」です。
簡単に言えば怪我=失敗、人間誰しも失敗はしますし失敗自体は悪いことではありません。
失敗(怪我)をした時に「じゃあ次失敗しないようにどうすればいいのか」と反省して経験を活かすことが大事だと考えています。
実体験としては私も過去に腸脛靭帯炎や足底腱膜炎にもなりましたが、なったからこそ今まで以上にストレッチに気を遣うようになり再発防止出来ています。
怪我を一度もしたことがないランナーのほうが稀でしょう。怪我をしてもそこまでネガティブになることはありません。
怪我をしたからこそ見えてくる世界や景色があり、気付くこともあります。
2.怪我の過ごし方
怪我のレベルにも勿論よりますが、基本走らないことが多いです。
オススメの過ごし方としてはやはり『筋トレ』です。復帰後に伸びるように筋肉や体感を鍛えておきましょう。
また、ジムに置いてあるマシンを使うことで走らずとも有酸素運動やインターバルトレーニングも行えるのでジム契約はオススメです。
家での自重トレーニングだけだと、どうしても意志の辛い部分もあるので周りにも鍛えている人がいる中に身を置くのは◎です。
実際問題数か月、半年程度であれば走らなくても体力はそこまで落ちません。
ブランクを取り戻すのは割と簡単です。
私自身学生の頃に半年以上にも及ぶ怪我をしていましたが、その期間は真摯に筋トレに励み。
それが功を奏したのか復帰後は数か月で大幅に自己ベストを更新できるほど成長を遂げました。
そうは言っても怪我をしている時のメンタルは辛いです。
「せっかく順調だったのに…」「周りはどんどん伸びているのに…」と焦る気持ちも凄く分かります。
ただ走れている時と同じく、戦うのは自分自身です。
マイペースで頑張りましょう。
3.故障対策
現在市民ランナーになって3年目の私ですが、社会人になってからは走れないほどの大きな故障はしていません。
大切にしていることはラン後のストレッチです。自己流のストレッチメニューがあり、1回あたり10分ほどかけて行っています。
個人的にはラン前よりもラン後のケアの方がどちらかといえば大切ですね(勿論ラン前もやってる)。
4.まとめ
今回は怪我との向き合い方をつらつらと。
この記事を読んでて
今走れている人は「毎日走れているだけで幸せ」と。
今走れていない人は「身体を鍛えることに集中出来て幸せ」とお考え下さい。
自身の陸上競技のこれまでとこれから
今回の記事は自身の陸上のこれまでとこれからをつらつらと。
陸上競技を始めて7年にして初めて「もういいかな」と心が燃え尽きてきたのでラストランまでの自分への鼓舞の意味も兼ねて気持ちの整理が出来ればなと。
1.これまで
まず初めに何故自分が走り始めたのか。そのきっかけとしては単純に「楽しいから」が理由でした。
高校生の時に運動不足から始めたジョギングで、「今日はあそこまで走ってみよう」と家から離れた場所を目標地点に定めて走るのが楽しかったです。
最初はジョギングしかいませんでしたが、ジョギングをしていく中でも徐々にタイムは縮まっていき、タイムを縮めることの喜びや自己肯定感の向上を日に日に感じていました。
大学に入学する頃でしょうか。正月には箱根駅伝も見るようになった私は次第に速いランナーに憧れるように。
調べてみれば何処の強豪校にも5000m14分や15分のランナーばかりで、当時5000mで20分すら切れなかった私からしたら縁のない世界だろうなと思いました。
彼らに追い付くことは難しくても、「もっと速くなりたい!」という気持ちが芽生え始めて私の陸上競技人生が始まっていったのです。
あれこれあって縁のないと思っていた大学の陸上部、後の駅伝部に入部して遅いながらも走力を伸ばしていきました。(大学時代を掘り下げた記事は別途で書くかもです)。
因みに大学時代の最終目標は5000m15分台に箱根駅伝予選会の標準を切ることでした。
5000mの記録でみれば、
大学1年次:19分49秒
大学2年次:18分26秒
大学3年次:17分16秒
と順調に伸び続けていましたが、現実は甘くなく停滞が始まります。
伸びが止まった要因は就活のストレスや生活習慣の乱れでしょうか。
それでも部活は最後までやり抜き引退。5000m16分台を出して引退すると決めていましたが叶わず。停滞した4年次ではありましたが、一応4秒だけはPBを更新出来たので報われて良かったです。
大学で約3分もタイムを縮めたわけですから大学での伸び率で言えばトップクラスだと思います…笑。
「15分台は厳しくても16分台は出したい」。この気持ちだけで部活の引退後も市民ランナーとして競技を続けることになります。
やってみて分かりますが、仕事をしながら走っている市民ランナー全員凄いです。尊敬します。
心が折れながらも何度でも這い上がり
社会人1年目:1500mPB、初ハーフマラソン
社会人2年目:5000mPB、ハーフマラソンPB、初フルマラソン
社会人3年目:1500mPB
となんやかんやで走れています。
明確な目標があるからこそ頑張れていて、2023年も3000mと5000mのレースがあるのでPBを出すつもりです。
ただ社会人3年目、26歳になって心境が確実に変わりました。
「もう競技として走るのはいいかな」。そう感じています。
そう感じてきたのは仕事への重きがあります。私は駆け出しエンジニアとして日々パソコンとにらめっこしていては勉強の毎日です。
「人の役に立つシステムを作りたい」と文系でエンジニアにチャレンジしている私ですが、如何せんまだまだスキルはありません。
家に帰ってからも時間が或る時は勉強したり、成果物を作成したりとスキルアップに励む日々です。
その中でもランニングにも励み、頑張って走ってはいますが両立は厳しいなと感じています。難しいながら家が会社に近いので両立出来てはいますが、「もう26歳、スキルをどんどん上げていかないとまずいな」という気持ちが大きくなっています。
とどのつまり。もうランニングに時間と気持ちを大きくは割けないなと考えています。ランニングは心身ともに健康ではないと出来ないスポーツで、1回の練習では身体だけでなく心も消費します。
陸上競技を始めてからは使命感で走っている部分も大きいと思います。勿論楽しい気持ちも残っていますが、楽しいより苦しいが上回っている気はしますね。
「なんでこんな苦しいのに走っているんだろう」。そう思うことは沢山ありました。
それでも何度も立ち上がり目標に向かって走り続けてきましたが、心は燃え尽きそうです。でもここまで来たからには最後までやり切って終わります。
10月には3000m、11月には5000m、12月には10km、年明けにはフルマラソンとレースが続くので残り約半年だけは駆け抜けます。
2.これから
競技引退後の展望としては、市民ランナーに貢献していきたいです。
1番には自分の手でランニングに役立つアプリケーションを作るのが野望です。自分のスキルアップにも繋がりますし、モチベーション高く製作できるので実現したいです。
そして走りでも引っ張っていきたいです。学生時代には大学でもペーサーをやりましたし、社会人になっても善意からペーサーを何度も努めました。
いくら引退するとはいえどサブ3.5くらいまでのランナーさんの力になれればと思います。
引退しても週2~3で1日30分くらいは健康のために走りますし、フルマラソンも観光がてらサブ4くらいで楽しい気持ちで走ってみたいとは思います。
今回も最後までお読みいただきありがとうございます。
次は怪我との向き合い方や大学時代の話でもしようかなと考えていますが、何かリクエストがあればお願い致します。
長距離種目のセンスと正しい練習方法
はじめまして。
のんしーと名乗ってる者です。
ブログを書くのは数年ぶりで大学時代の部員ブログ以来になります。
個人で書くのはそれよりも前で、当時はポケモンの記事を書いてました。
言葉を吐き出すのが好きなので、久しぶりに何か文字に起こしてみようかなと思い立ち。
そんなきっかけから今回は私のランニングについてあれこれ綴っていきます。
初めに断っておきますが、此の記事は私の感想に過ぎませんので一個人の意見として「こう考える人もいるんだな」くらいでお願いします。
それでは走ってきて感じたこと、今回は陸上競技におけるセンスと正しい練習方法についての自論を述べていきます。
1.陸上競技におけるセンス
1つ目のお題はセンスについてです。陸上競技だけでなく他のスポーツ、幅を広げれば全てのことにおいてセンスは存在します。
センスに関しては先天的なものであり、陸上競技においては年代問わずに多く見受けられます。
例えば
①小学生の時に駅伝大会にたまたま出たら優勝。そのまま陸上を始めてトップ選手に。
②中学までは別のスポーツをやっていて、高校から陸上を始めたらトップ選手に。
③陸上を始めて初のレースで5000m16分台、数か月練習したら15分台に。
④30過ぎてから走り始めて1年でサブスリー達成。
これらのようなランナーは数多く存在し、私はこの人達にセンスを感じます。率直に申し上げて同じランナーとしては羨ましい限りです。
陸上を始めて7年近くになりますが、同じく陸上を始めて数か月や1年のランナーに私の記録を抜かれることも過去に何度もありました。
こういう話をすると「彼らは人並み以上に絶え間ない努力をしているんだ」のような意見を言ってくる人もいますが、それくらい承知しております。
ただ努力だけではどうにもならない、差が縮まらないことだって世の中には沢山あります。
分かりやすい例を挙げると、読売ジャイアンツの坂本勇人選手のインコース捌き。あれは天性のもので誰しもが努力しても手に入らないでしょう。
そしてプロ野球選手だって全員が努力している上であれだけの成績に差がつきます。
なので全員が全員努力しているのは前提として話を進めていきます。
次に先ほど挙げた4つの例のような急激にタイムが伸びる人に共通しているのは、年齢問わず「成長期に持久力を鍛えていたかどうか」だと感じます。
①の例は真の先天性のものでしょうが、②③④の例は何かしら小中高で運動経験があり持久力を鍛えていた人が多いです。
私の知り合いのランナーでも伸びがすごい人は大体何かしらの運動経験がある人で、サッカーや野球、バスケでも相当な距離は走っていたんだと推測します。
長距離種目に必要な走力の基礎が形成されるのは成長期であり、これさえできていればブランクや経験がなくとも伸びるのは早いです。
だからといって運動経験が全くない人が伸びないわけでは決してないです。
上記の人たちに追いつくのは簡単ではありませんが、努力次第で走力は伸ばせます。
私自身走り始めたころは学校の持久走でもワーストクラスの走力でしたが、努力を重ねてきてそれなりのタイムでは走れるようになりました。
1500mで言えば7分も切れなかった青年が4分30秒切れるまでに成長し、5000mでは20分も切れなかった青年が17分まで伸びています。
SNSが盛んな現代では周りのランナーと刺激し合える一方で、「どうしてあの人はあんなに速いのに私はダメなんだろう」と焦りや不安を感じる人も多くいることでしょう。
私としては「マイペースに自分に合った走りをしていこう!」と声を掛けたいです。
サブ3を目標にしている人がサブ3を出すのと、サブ4を目標にしている人がサブ4を出すのはどっちも同じだけ素晴らしいです。
2.正しい練習方法
結論から申し上げると個人差に所以するところが大きいと思います。そして正解を見つけるのは容易ではありません。
理論に基づきながら自分に合った練習方法を見つけていくのが正しい練習方法だと言えるでしょう。
同じ練習をしたら同じだけ伸びたら苦労しませんからね。
ネットでは「5000mで○○分切る方法!」みたいな記事をよく目にします。
どの記事も「1000mのインターバルをレースペースで5本」「8000mのペース走をレースペース+○○秒」「自己ベストからVDOTを割り出して~」のような目標タイムを実現するための練習メニューが載っており、右も左も分からない初心者ランナーからしたらとても参考になる記事だとは思います。
ただ、沢山情報が出てきた中でそれらを取捨選択するスキルは必要です。
似通ったタイムを持つランナーが3人いるとしても、そこに至るまでの練習方法、もっと言えば普段の生活から同じわけではないですから3人の練習方法に耳を貸しても何が正しいのかはわかりません。
参考になるところは参考にし、自分には不要だと感じたなら切り捨てましょう…とはいてもそれが出来たら苦労しません。
なので「自分はこの人のやり方についていく!」と定めて自分の練習に対して迷いなく臨むことが大切だと思います。
そもそもの話記事に書いてある練習が出来たから目標を達成できるわけではないですし、逆にその練習が出来なくても目標タイムを達成する人もいます。
「インターバルのレストは200m'60秒以内で切らないと意味がない」という人もいれば「インターバルのレストは落ち着くまでゆっくりジョグで繋ぐ」という人もいます。
結局のところ何が正解かは分からないので、如何に自分に合った練習方法を見つけられるかがポイントです。
私の場合は4年間ほど走力が停滞し伸び悩んでいるので正しい練習が出来ていないのだと思います。
それでも1つだけ言えることは走っているだけで偉いです。